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2006.05.17 歓びを歌にのせて
久しぶりに映画でも観ようと思って調べてたら、
ちょっと気になっていた映画が、私の住む街の近くにやってきてることを発見。
東京から順次まわってきてたみたい。
思い立ってよかった♪

今年観た映画の中では、今のところbest one☆
(あんまり観てないけど^^;)
あたたかい素晴らしい映画でした。
観た人は実感すると思うけど、
エンドクレジットが流れ終わったとき、ちからいっぱい拍手をしたくなった。
絶頂期の有名指揮者が、肉体的・精神的に仕事を続けることが不可能になり、
なぜだか自分が幼少時代に過ごした町に戻り、小学校を買い取って住むことにする。
そこで聖歌隊の指揮の仕事を頼まれ、一度は躊躇するが、
彼らの歌を聴き、自ら指導を引き受けたいと熱望する。
聖歌隊の指導を始め、メンバーたちの歌を愛する心に触れ、
ふたたび彼は音楽の素晴らしさを実感するようになる。

散文的に書くと、あらすじはそんな感じ。

とにかく歌声のパワーがすごい。
こんな音が出せる、人間ってすごい。
低い音から順に重ねていくさまは、まるでオーケストラか、それ以上の迫力。

主人公のダニエルが、生きる歓びを取り戻していく過程がすごく良くて。
自分まで生き返るような。
いつまでも少年のような彼の心。
すごくいいなぁって思ったのが、ダニエルがポラロイドカメラを愛用していること。
映画の冒頭で、ダニエルが引っ越してきたときに、
雪の上に真っ白な野うさぎがいるのを見て、
嬉しくなってポラでパシャッと撮るのが可愛くて。
聖歌隊のメンバーの写真を一人ずつ撮って、
自宅に持ち帰って大事に並べて、イメージを膨らませるのも素敵。
音楽の素晴らしさを知っていて、自分の音楽を創ってそれを伝えたいという思い。
聖歌隊のメンバーに、しきりに「よく聴いて。自分の音を見つけて」と言う。
よく聴く。相手の声も。自分の声も。
ハーモニーを保ちながら、自分独自のものも大事にすること。

レナはすごく素敵な子。
ゆるやかなブロンドと澄んだ瞳がとてもキュート。
そして、周りの人を見つめる目がものすごく優しい。
思いやりがあるからこそ、本気で怒ったり、なだめたり。
歌声も素敵だ。

この映画を観て、思ったのは「許す」ということ。
ダニエルを含めて聖歌隊のメンバーや、村人はひとりひとりが何かを抱えていて。
みんなひとりひとりが、自分の問題がなんとかならないかと、もがいている。
努力しているのに。
方向がまったく正反対だったり、方法が適切でなかったり。
かみ合わない。

でも、それを許せるようになったとき。
全てが変わる。
今までの自分を、相手を、許す。受け入れる。
それは諦めの一種ではあるかもしれないけど。
根底にあるのはやっぱり愛であり、希望なのです。
音楽への愛、周りの人たちへの愛、自分への愛。
未来への希望、人生への希望。
ダニエルも最後には許すことができた。
自分を、少年時代の思い出を。

印象的なのは、アルコール依存症の夫の暴力に悩む女性のソロ。
もう絶唱っていう言葉がぴったりです。
度重なる暴力で萎縮した彼女の堂々とした姿と歌声。
聴きながら涙が出た。
誇りに満ち溢れて、彼女の魂の解放って感じだったから。
ひとつのスタートになったんだと思う、きっと。
自分を受け入れられた。
今までの夫のやったことを冷静に見つめられるようになった。

あとね、聖歌隊の練習のときに流れる空気。
まるでダニエルをファシリテーターとしたエンカウンターグループのようだと思った。
(参加したことはないのでイメージだけど・・・)
音楽と、ダニエルのことばが生む自由な雰囲気。
体を使い、心を通わせ、ときにぶつかる。
鬱積した感情を吐露するメンバー。
笑って怒って泣いて、また笑って。
受け皿が一見ないのが、こわいけど。
結局ダニエルの大きな音楽に包まれている。

ダニエルとかかわった全ての人にとって、
人生のターニングポイントになったんじゃないかと思う。
生き方が変わった。
ひとつの生まれ変わり。

歓びを歌にのせて、すべての心に届けたい。
そんなダニエルの、みんなの思いが、伝わってきた。
登場人物はみんな独特の魅力をもつ、あたたかなすてきな映画。
私のことばでは言い尽くせないから、
興味がある方、絶対観てほしい。
私は、あの歌声がもう一度聴きたいから、
パワーを感じたいから、温かさに触れたいから、
サントラ、買おうと思います。

オフィシャルHPはこちら。

歓びを歌にのせて


予告でおもしろそうな映画をいろいろやってたので、
次は「RENT」っていう映画観てみたい。
やっぱり音楽が好きだ。
Secret

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