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2006.07.14 ruokala lokki
かもめ食堂、観ました。

自分の内部のバランスが、すうーっと整っていくような映画でした。
時間の流れがすごく心地よいテンポで、ずっとひたっていたかったなぁ。
ふふっと笑って、和んで、少しびっくりして、少し切なくなって。
その具合が絶妙だった。

すごく愛おしい、気持ちのよいお話です。
たまに観て、自分をリセットする。
DVD出るのかなぁ。

客層は、いわゆる若い人はあまりいなくて、
私くらいの年の人からおばちゃままでさまざまでした。
レディースデーだったので、男の人は2、3人。
狭いスクリーンでしたが、満席でした。
みんな鑑賞マナーも良く、この映画館には珍しく、
エンドクレジットが終わるまで誰も立たなかったの!
すごい。
それくらい、みんなこの空気を味わっていたかったのだろうと
思います。
また、エンディングソングの井上陽水の「クレイジーラブ」っていう曲がたまらなく良いのです。

以下、ちょこっと内容にも触れて感想です。

フィンランドの空気感と、かもめ食堂の雰囲気、
サチエさん、ミドリさん、マサコさんがすごくマッチしていました。
ちょっとシャイで、あたたかな、ひとたち。
凛と力強くて、だけどちょっともろさもあるような。
普通なんだけど、なんだかちょっとおかしくて、切ない。

私は、サチエさんに憧れるな。
凛と潔くて、心優しい。
かと言ってかっこつけてるわけじゃなく、さりげなくて自然な。
日常のきまりごとを淡々とこなす。
積み重ねが、凛とした力強さを生むのかもしれない。
「やりたくないことをしないだけなんです。」
人の心にむやみに侵入しない。
一定の距離感で、でも親しみやすく隣り合っているような。
人をしばらないことで、自分を自由にする。
それがときに人の目には、個人主義のように映ってしまうかもしれないけど、
日常のなんでもないこと、周囲の人を大事に思っていることはサチエさんを見てたらすぐわかる。

でも実際はたぶんミドリさんに近いかなぁ。
ちょっと警戒心が強くて、感情表現が豊かで。
うーん、でもたまたま目をつぶってフィンランドを指したから来た、
なんてことは勇気がなくてできないか。

マサコさんは、かっこいい。
穏やかな目と静かなうなずきが全てを語る。
無条件で自分の全てを肯定してくれているような、そんな気持ちになる。
今までの人生経験がものを言ってるんだろうなぁ。
「やっぱりマサコさんにはかないませんねぇ」
っていうの、すごくよくわかった。

「人はみんな変わっていくものですから」
というサチエさんのことば。
深みがありました。
この人は、よく知っているんだな、と思いました。
変わらないもののほうが少ないのです。
だからこそ今を大事にする。
そして自分と同じくらい、人を尊重しているのだ、と思いました。
そんなサチエさんの暮らしが、生き方が、好きです。

みんな、あったかいのね。
この映画の登場人物たちは。
「人にはいろんな事情があるものですね」
痛みを知っているからこそ、
他人の痛みに敏感だし、逆にむやみに探ろうとはしない。
それがすごく心地よかった。

役者さんたちは、秀逸です。
小林聡美さんのなめらかなフィン語、抑えた演技。
片桐はいりさんの細やかな心理描写。
もたいまさこさんの圧倒的なようでいて、控えめな存在感。

ふふっと笑いを誘うところがあちこちにあって、
そのセレクトと、間の取り方がすばらしかったです。
あーこれってフィンランド語なんだ、というのがあったり。
フィン語と日本語で会話してたり。

私、そういえば、フィンランド行ったことあるんです。
って言ってもトランジットですが。
少しだけ時間があったので、入国しました。
ヘルシンキ空港、印象的だったなぁ。
他の空港はあまり覚えてないけど、そこだけよく覚えてます。
昔から行きたかったからなぁ。
シベリウスの「フィンランディア」は大好きだし。
なぜかフィンランドに惹かれる自分がいます。

なんだか不思議な映画でした。
最近、いい映画ばかり観ているような気がします。
いいことだわ。
明日わりと近くにシネマコンプレックスがオープンします。
やった^^

原作も読んでみたい。群ようこさんの文体が楽しみです。
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これもおもしろそう。
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