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2006.11.09 ただ、君を愛してる
生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋

「ただ、君を愛してる」観ました。
ずーっと主題歌が私の頭をリフレインしています。
きっと映画館で観てなかったら泣いてたと思う。
切なくって、悲しくって、ピュアな恋。
ぎゅっとしめつけられるような痛みが胸いっぱいに広がる。

内容に触れて、感想です。

映像がね、すごくきれいなの。
特にふたりひみつの森のシーンは、ちょっと青みがかかっていて、
ひかりがすごく美しくて。
ふたりの純粋な恋の舞台にぴったりだった。
ニューヨークで、静流を一心に待つ誠人が写真を撮っているところとか、
もう考えられないくらい美しい。
夜の帳が降りてきた夕暮れ、magic hourっていうんかな、
誠人の気持ちと、冬の空気がどんどん澄んでいくようすが、わかった。

ぜんぶのシーンがとても愛おしいんだけど、
いちばん、ぎゅーっときたのは、個展のシーン。
ただ、ただ、流れていく涙。
流れるためだけの、涙。
誠人の涙は本当に美しかった。
恋をして女性らしく成長した静流のセルフポートレート。
いろんな誠人を捉えた何十枚もの写真たち。
最初で最後のふたりのキス。

ほんと、写真に衝撃を受けました。
それは静流だから持てた視点。
誠人を好きで、好きでたまらないからもてた視点。
それがすごく伝わってきた。
愛する人やものを撮りたい、と思った。
というか、愛する人やものの写真は自分しか撮れない。
好きな人の何気ない日常の姿をとらえる。
それが何気ない日常でなくなるときは、いつかいつか来てしまうけど。

静流は、誠人に恋をして、誠人に似合いの大人の女性になりたくて、
命の危険を冒して、成長することを選んだ。
「生」を選んだ。
愛する喜びや切なさを知って、自分の命をまっとうした静流。
すごく輝いてた。
それがこの恋を証明してたような気がした。

「ねぇ、誠人、あのキスのとき、少しは愛はあったかなぁ?」
これが、誠人にとって自分の気持ちに気づくはじまりのキスであったと同時に、
静流にとっても一歩踏み出すキスになったのかなぁと思う。
今まで映画なんかで観た中で、いちばん美しいキスだった。
愛は、あったよ。
観ててもわかったよ。
すこしつたなくて、優しくて、ゆるやかな時間が流れたキス。

誠人を一心に愛する静流がほんっといじらしくて、愛おしくて。
コンプレックスをかかえ、他人や自分の気持ちに鈍感な誠人。
会えなくても、ただ、ただ、お互いがお互いのことを思って過ごした日々。
誠人の気持ちを思うと、やりきれない。
でも、なぜかあたたかい気持ちが残るのは、
静流の最後の渾身のうそに、誠人が触れ続けているから。

この映画は、名句の宝庫だと思う。
せりふがすごく良い。
ひとことひとこと、泣かせる。
「片思いだって、それはそれで完成された恋だよ」
「私、私に生まれてきてよかった。
ほかの誰でもない、私に生まれてきてよかった。」

なんか言いたいことが書けているか、心配。
また観たい映画です。
今度は家でじっくり、ひとりで堪能したいな。
原作も読もうと思います。
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余談ですが、この映画を観たからってわけではないけど、
うちで発掘したCanonのAE-1を手放したことを最近すごく後悔してます。
部品がないから修理不能、と言われたけれど、手元に置いておけばよかったよー。
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